自分が損しなければOKで失う経済力
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20071211/142907

サブプライムローンという無責任融資システムの問題点の一つとして、それぞれの役割が細分化され過ぎているためにその本質を見抜くことが難しいということがあげられている。それが実際にどのような人へのローンなのかということを知らないまま(知ろうともしないまま)にどんどん進んでゆくシステムになっているがために事態が複雑化したとのこと。
冷静に考えると返済能力のない人になぜ貸すのか、ということだが、たしかグリーンスパン氏が低所得層の人たちに家を持たせるという目的のためやむを得なかったと言っていたように、良く理解すれば、日本でも問題になっている「ワーキングプア」と呼ばれネットカフェに住んでいるひとたちのような低所得者にとっては夢であろう「家を持つ」ことをかなえてあげたということなのかもしれない。実際にはもっと酷な結果になってしまった訳だけれど。そういう慈善的な考えもあったのか、単に利益追求が先行しすぎたのか、というところが私にはよくわかっていないのですが・・・どうなのでしょうか。

今読んでいる茂木健一郎氏の本によると、
アメリカと日本の文明力は、ちょうど明治維新の時のヨーロッパと日本くらい、差がついてしまっているという印象です。」
とあります。
もしかすると現在世界の構図が変化しつつあるのかもしれませんが、アメリカの文明力について、そして日本とって本当に重要なことは何なのかをもっと知りたいと思います。