米国を襲うもう1つの危機
問題はサブプライムローンだけじゃない

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080201/146167/

不動産価格の高騰で、米国人は自宅のエクイティ(純資産額)を担保に借り入れを増やし、新車購入や家の改築資金にまで回した。ホームエクイティは個人消費の大きな原動力だったのだ。
金融業界に大きな損失を出している「ホームエクイティ(equity=財産物件の純価)ローン」に関する記事です。サブプライムローンよりも大きな問題点は不動産価格の下落により担保が無いに等しい点で、特に自宅を住宅ローンに加えた第2抵当に入れている場合は現物の担保が全く無いため、一部を回収することですら困難な状況にあるようです。


米国の好景気は本物だったのか?
繁栄それとも狂乱、過去10年間を5つの側面から検証する

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080131/146058/

企業はここ数年、好業績を続けている。米政府統計が示す企業業績は、過去10年間の平均がGDP比8%と、90年代初期の最低値6.5%から上昇。だが、手放しでは喜べない。現実に好業績を上げているのは“金融サービス”の1分野に集中しているからだ。
そして、
1990年代のITバブルの崩壊を予想した者は多いが、これに続く住宅ブームには大半の者が驚かされた。米景気の牽引役となり好調な支出を維持させるような“新分野”が登場する可能性はある。果たして、今回も登場なるか。誰もが注目するところだ。
とのこと。ということは、意外な新顔が登場しなければ回復が難しい?近頃、アメリカのローン問題を聞いても驚かなくなってしまいました。